まだまだ寒い季節が続きますね。
上越・東北地方や北海道は雪が降ることも多くなりました。
用意していたスタッドレスタイヤやタイヤチェーンが威力を発揮されていると思います。
ただ、スタッドレスタイヤもタイヤチェーンも簡単には交換・装着出来ませんよね。。。
そんな悩みを解消できるかもしれない技術が、韓国の自動車メーカーであるヒョンデから発表されました!
形状記憶合金一体型スノーチェーン・テクノロジー!!
車内のスイッチを押すことで通電され、タイヤからJ形の金属が出てきてチェーンの役割をするとのこと。
これは画期的ですね!
まだ特許を取得した段階なので、この技術がいつ世に出されるか分かりませんが、雪国のカーライフに革命が起きるかも♪
でもメリットだけでは無いような。。。
今考えられるメリットとデメリットを挙げてみましょう。
・メリット
①タイヤチェーンの取付やスタッドレスタイヤへの履き替え無しで雪道が走行できる。
メリットはこれに尽きますよね。
タイヤチェーンの取付は慣れないと1つのタイヤに10分近く掛かってしまい、
(私が初めてタイヤチェーンを取り付けた時にこれぐらいの時間は掛かりました)
さらに寒い中やらざるを得ないため、取付だけで心身ともに疲れてしまいます。
また、スタッドレスタイヤも雪が降らない時期からカーショップで履き替えが必要で、
保管場所も困りますよね。
これらの悩みを全てヒョンデの新技術が解決してくれます。
②交換時期が掴みやすい
タイヤチェーンは目安の走行可能距離があり、ヒョンデの新技術も同様と思われます。
通電したことを車載コンピュータが記録することで、通電した走行距離を計測できるので、交換時期を社内ディスプレイ等に表示することが可能と思われます。
・デメリット
①ヒョンデの新技術はタイヤ・ホイールをセットで使用
ヒョンデの新技術は、対応したタイヤとホイールをセットで使用する必要があります。
ということは、タイヤやホイールを別々で好きな商品に交換することが出来ません。
また、交換時期にはタイヤだけではなくホイールも交換する必要があるため、タイヤチェーンのみならずスタッドレスタイヤよりも金銭的負担が増える可能性があります。
②通電していない場合や通電されなかった場合はノーマルタイヤとなる
通電することで金属が出てきてチェーンの役割をしますが、通電していない場合はノーマルタイヤとなります。
では駐車した際は通電したままなのでしょうか?
さすがに通電したままだとは思いますが、坂道に駐車して通電が切れたらと思うと怖いですよね。
あと消費電力によっては、駐車中の通電も長時間出来ないですし。
また、何らかのトラブルで走行中に通電が切れたら。。。
想像したくありません。。。
③既存車種には対応出来ない可能性あり
タイヤ・ホイールへの通電機能が後付け出来ればいいのですが、メーカーも新車を売りたいので、ある時期から販売されたモデルのみ対応とする可能性があります。
そうなると、この新技術のためだけにヒョンデの車を購入するのかどうか。。。
メリット・デメリットを挙げてみましたが、正直な感想としては一般に普及はしない商品だと思いました。
例えば、ランフラットタイヤはパンクしてもある程度走行できるタイヤとして商品化されていますが、メーカー純正で装着されているのは高級車が多く、日本車の大多数には装着されていません。
これはコストの問題だと思われますが、ヒョンデの新技術も同様にコストの問題で一般大衆車には装着されないでしょう。
私の予想では、ヒョンデの高級ブランドであるジェネシスの車種のみに装着されると踏んでいます。
しかし、こういった新しい技術が出ることは凄くいいことだと思うので、ヒョンデにはまず販売まで漕ぎつけて欲しいですね♪