フォルクスワーゲン・アルテオンに試乗!生産終了が惜しい出来栄え!

フォルクスワーゲン

先日、知り合いの方のご厚意でフォルクスワーゲン・アルテオンに試乗させて頂きました!

・フォルクスワーゲン・アルテオンとは

2017年10月に日本で発売開始されたフォルクスワーゲンのフラッグシップセダンです。

FFベースの4WDであり、全長4,865mm、全幅1,875mm、全高1,435mm、ホイールベース2,835mmと堂々としたサイズとなります。

搭載されるエンジンは2.0L直4ターボで最高出力280馬力、最大トルク35.7kgf・mで

車両重量は1,700-1,720kgです。

2021年にマイナーチェンジし、セダンとは別にシューティングブレークが追加されました。

残念ながらアルテオンは2024年をもって生産終了となり、すでに新規オーダーは出来ません。

今回取り上げたのは、中古車の台数がそれなりにあり、価格が安いものもあるため、ご検討されている方の参考になればと思い、知り合いの方にご協力して頂きました。

今回試乗したモデルは2020年モデル TSI 4MOTION R-Line Advanceで、新車価格は625万円となります。

それでは、試乗した感想に入りましょう!

①圧倒的なスタイリング!!

クーペスタイルでカッコよく、タイヤ・ホイールも245/35R20とデカい!

アルテオンの購入動機のほとんどが、この圧倒的なスタイリングに惹かれてだと思います!!

クーペスタイルのセダンってなんでこんなに惚れてしまうのでしょうか。。。

見た目は最高にいいですよね♪

乗り心地は少し固めだが、収まりがいい

アルテオンは電子制御ダンパーを採用しており、コンフォートモードではタイヤ・ホイールが245/35R20にも関わらず、このサイズをしっかり履きこなしており、乗り心地はいい方だと思います。

少し固めではありますが収まりはよく、同乗者も快適に過ごせるレベルです。

フォルクスワーゲンのフラッグシップセダンと聞いて、もう少し柔らかめの乗り心地を想像していましたが、いい意味で裏切られましたね笑

③エンジンはONとOFFの両立が凄い!

エンジンの出力は最高出力280馬力、最大トルク35.7kgf・mと他の2.0Lターボ車と比べて特に突出したものではありませんが、加速は必要十分以上です。

体感的にはもっと性能がいいエンジンな気がしてしまいます。

排気音もドロドロ系で車好きには堪りません♪

(フラッグシップセダンとしてどうかはさておき)

ただし、高速巡行は100km/h 約1000回転前半で済み、エンジンや排気音の主張は影を潜め、静粛性も文句がありません。

ONとOFFの両立が出来るエンジンは素敵ですね♪

④安全装備が充実している

フラッグシップセダンなので、衝突被害軽減ブレーキや全車速対応クルーズコントロール、360°カメラにクロストラフィックアラート、さらにはドライバーモニターシステムと2024年現在でも十分通用する機能が標準装備されております。

安全装備はいくらあってもいいですよね!

今回アルテオンは初めて試乗しましたが、いい出来の車でした。

現在中古価格も200万ちょっとからと手が届きやすく、私も欲しくなりましたが、

注意点もいくつか見つかりました。

注意1:ウオーターポンプの不具合

アルテオンの定番の不具合として、ウオーターポンプが挙げられます。

症状としては、クーラントの漏れが発生するそうです。

こうなるとウオーターポンプの交換が必要になり、交換費用として約10万円程度掛かります。

これはゴルフRやアウディ・S3などのアルテオンと同系統のエンジンでも起こるらしく、ほぼ必ず発生すると思った方がいいそうです。

さらに、ある程度の年数で交換することになるとのこと。

知り合いの方は初回の車検時に交換したそうです。

注意2:特殊なタイヤサイズ

タイヤサイズが245/35R20とかなりの扁平タイヤであり、純正タイヤは3万㎞も持たずに交換が必要みたいです。

(社外タイヤもあまり変わりがないようですが。。。)

そして、パンクしてもJAF等で応急処置が出来ず、レッカー移動することになります。

対策としてはランフラットタイヤにすることですが、交換工賃も含めると4本で20万円を超えてきます。

先ほどのウオーターポンプといい、維持費が凄いことになりそう。。。

注意3:アイドリング時の排気音

排気音がドロドロ系と言いましたが、アイドリング時もそれなりの音量が出ています。

最初聞いたときにフラッグシップセダンでこの音量はいいのか?と思いました。

注意4:ペダルレイアウト

FFベースで欧州車となれば、ペダルレイアウトが悪いのは致し方ありません。

アクセルペダル・ブレーキペダルは左寄りで、アクセルを踏んでも加速しないなと思ったら、タイヤハウス部に足をのせていたのを試乗中に何回もしていました。

日本車もまだまだペダルレイアウトが悪い車種がありますが、やはり欧州車は違いますね笑

注意5:地味な内装

試乗したのがR Lineなので仕方ありませんが、黒内装で高級感としては今一つ。。。

決して悪いわけではありませんが、フラッグシップセダンと聞いてしまうと、もう少し見せ方があったのではと思います。

また、試乗したモデルはエアコン操作がダイヤル式でしたが、マイナーチェンジ後はタッチセンサーとなるため、操作性はかなり悪くなります。

あと内装で気になる点は、シートベンチレーションや電動チルト・テレスコピックが非採用なのも残念ですね。

これも同一グループ内にアウディがいるため、装備差をつけているのでしょうか。。。

これらの注意点がありますが、総じてよく出来た車であり、私はおすすめの1台です!

知り合いの方も気に入っており、よほどの故障がない限りは乗り続けると仰っていました。

中古価格を考えれば、維持費が多少高くてもいいと思う人は絶対アリです!!

よろしければご参考下さい。

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